2024年7月20-21日
さて、前回の登り編のつづき。
あこがれの燕山荘に泊まった前夜は20:30に消灯した途端に爆睡。💤
翌朝は日の出を見るために4:10に起床。
ダウンを着て、さらにレインウェアの上を着て外に出た、
が、ガスっていて真っ白な感じ。たくさんの人が出てきているが今日はダメそう。残念。
ちょっとだけ朝焼け的なオレンジが見えたのがこの写真↓
晴れていれば綺麗なモルゲンロートの世界になるらしいが、今日はこれ以上待っても無理そうなので、燕山荘の中に戻ると、まだ朝一番4:40からの朝食の席が空いているみたいなので、お願いして着席。
朝食のメニュー ↓
とても美味しくて、お腹も減っていたので、ご飯のおかわりをしたかったのだが、いい年をして、ガツガツするのはいかがなものかと思って遠慮した。
結局、私の前に座っていた若い女性が、最後におかわりして、ご飯と味噌汁の残りを全部完食していたので、やはり私のようなオヤジがおかわりしなくて良かったと思った次第。
その後、雨が降ってきた。ネットの天気予報は見事に外れた。
一部の人たちは雨の中レインウェアを着込んで装備万全で出かけて行く。縦走で表銀座の方に行くんだろうな。
が、我々は今日は下山して、その後温泉♨️でまったりするだけで無理をする必要はないので、居心地の良い燕山荘でコーヒーを飲みながら、食堂横のライブラリーに置いてある、山と渓谷のバックナンバーを見ながら、優雅に過ごさせていただく。
食堂の横は展望喫茶室サンルーム ↓
8:00を過ぎてもまだ雨が上がらないので、食堂にある気象レーダーのディスプレイを見ながら、コーヒーをもう一杯注文して、またおしゃべりしたりヤマケイを読んだりして、次はこの山に行きたいね、などと平和に話して過ごす。
だいたい予想通り、10:00頃に晴れてきたのでそろそろ出発かな。
なんだか燕山荘を離れるのが寂しいな、という気分。
後ろ髪をひかれながら燕山荘を出発。
歩き始めてすぐになんだか人だかりがある。
???と思ったが、すぐに雷鳥がいるんだなと分かった。
親と子供が4羽。子供たちが可愛い。
動画はこちらから ↓
雷鳥の親子の姿を見れてラッキー&ハッピー。幸せな気持ちになって改めて下山開始。
だんだん天気が良くなってきた。
下山途中も合戦小屋には寄る。
登りの時に、人が食べているのを見て、あ〜旨そうだな、と思ったが食べれなかった天ぷらうどん ↓ 美味しかった。
やはり、またスイカも食べたい。甘くてシャリシャリで最高に美味しい。
これで思い残すことなく、あとはひたすら下山。
下界が近くなるにしたがって暑くなってくる。
心配だった膝はなんとか痛くならずにもってくれている。歩き方を勉強して研究した成果か。
無事、下山終了。最後はヘロヘロだったけど、なんとか登山口に戻ってきた。合戦小屋から登山口までは、2時間半弱。だいたい、燕山荘HPに書いてある初心者用標準タイム通りだった。
登山口そばに車を置けると下山後も楽。
トレッキングシューズと靴下を脱いでサンダルに履き替えると足が一気に楽になる。
登山口の横にある登山者用有料駐車場に停めた人は、隣接する湯原の湯♨️に無料で入れるのだが、今日は、諏訪大社にお参りして、上諏訪温泉でビールを飲みながらくつろぐことを優先。
登山者用有料駐車場については前回も書いたが ↓
細い山道を対向車に注意しながら駆けぬけ、安曇野ICから高速に乗って、諏訪ICで降りて、諏訪大社へ。信州は大好きなところでこれだけ何度も来ているのに、その信濃国の一ノ宮にお参りしていないのは失礼なので、今回お参りすることにした。
信濃国の一ノ宮である諏訪大社は、上社前宮、上社本宮、下社春宮、下社秋宮の二社四宮からなる。今回は、下諏訪にある春宮と秋宮にお参り。
まずは秋宮。正面の神楽殿の太い注連縄が美しい ↓
次は春宮 ↓ こちらも正面に神楽殿がある。歴史ある一ノ宮だけあって神社の木が太くてデカい。
春宮から少し歩いたところに「万治の石仏」がある ↓ 非常にユニークかつユーモラスで、あの日本が誇る芸術家の岡本太郎が愛して止まず、この石仏を拝むために何度も下諏訪を訪れた、という逸話があるそうだ。
万治の石仏と伝説については ↓
なお万治(ばんじ)とは「万事何事もうまく治まる」ということから来ている由。
さて、いよいよ温泉&ビールのハッピーアワーである。
今日のお宿は、諏訪湖畔にある、上諏訪温泉 親湯(しんゆ)。
諏訪湖が見える部屋でゆったり。
まずは乾杯。極楽だ。
軽く一杯やってから温泉でくつろぐ。ここは弱アルカリ温泉。
温泉から部屋に戻るとちょうど夕日が沈むところだった。
その後は夕食。九谷焼の小皿が綺麗。
いろいろな種類が楽しめて、量もちょうど良くて、とても美味しい夕食だった。ごちそうさまでした。
ここは、料理も美味しかったけど、器もとても綺麗だったな。
再度、温泉に浸かって、パンパンの足腰のストレッチをして、熟睡。💤
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翌朝は、また温泉でくつろいで、ちょっとだけ散歩して、朝食。
ガツガツしていて全部の写真を撮るのを忘れたが、朝食もとても美味しかった。器も綺麗だ。
ずっと楽しみに準備してきた2泊3日の燕岳登山の旅がいよいよ終わってしまうのが残念。
最後の仕上げは、中央高速の諏訪南ICそばにある「たてしな自由農園 原村店」。
信州方面に来たら、必ず帰りにここに寄って、新鮮な果物と野菜を買い込んで帰るのが楽しみ。同じようなことをかんがえている観光客がたくさんいるとみえて、ここはいつ来ても混んでいる。
隣にカフェとレストランもあって、ここも美味しい。
この日は、濃厚なソフトクリームを食べて、その後にホットコーヒーを飲んで、中央高速に乗って帰路についた。
あこがれだった燕岳に登ることができた、燕山荘にも泊まれた、気持ち良い温泉にも入れた、美味しいものもたべることができた。感謝である。
おわり
追記 2024.07.31
あまりに合戦小屋のスイカが美味しかったのでネットで注文して自宅でも食べているが、家で食べても甘くてシャリシャリしていて最高に美味しい。楽天で注文出来る。
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