2025年7月18日~21日
北海道に行くのは2009年以来16年ぶりである。
前回は子供達も一緒の旅だったが、今回は夫婦二人のガーデン巡りだ。
北海道にはガーデン街道なるものがある。
「北海道の代表的な美しい8つのガーデンが集中している、大雪~富良野~十勝を結ぶ全長約250kmの街道」である。

羽田から旭川に入る。
そこから最終的には十勝帯広に抜ける、ガーデン街道を巡る3泊4日の旅だ。

久しぶりに羽田に来たら搭乗口のそばにガーデンが出来ていた。↓
石原和幸さんというデザイナーの方の作品とのこと。
緑があると気持ちが和やかになってとても良かった。


パッチワーク模様が見えて来て、いよいよ久しぶりの北海道だ。↓

今回の旅の相棒はノートeパワーだ。ワンペダルの回生ブレーキの感じが私は結構好きだ。
16年前に旭川に来た時も山頭火でラーメンを食べたので、また行ってみようかと。今では別に旭川でなくても食べれるのだが、発祥の地で食べる塩ラーメンは美味しかった。


初日の今日は時間も十分にないのでガーデン訪問は無しで、旭山動物園に行った。↓
16年前に来た時は混んでいた。今回は雨模様の平日だったので人が少なくて、何だが動物も元気そうで楽しかった。

元気に泳ぎ回るアザラシにおおいに癒され、その隣の棟の大きなシロクマの泳ぎを見て優雅な気分になり、カバにもビックリだった。
あとで教えてもらったのだが、シロクマはアザラシが大好物で、すごい遠方からでもアザラシの匂いを察知出来るとのことだ。なのに、毎日あんなにそばでアザラシの匂いを嗅ぎながら絶対にアザラシを食べることが出来ないという日々を一体どういう心境で過ごしているのだろうかと思ってしまった。



本日のお宿は、星野リゾートのOMO7旭川だ。↓
部屋は狭いけど安いからいいかなという程度で決めたのだが、とても良かった。インテリアも綺麗だし、部屋の狭さを感じさせない工夫がなされていて快適で、サウナがついた大浴場もあるのでくつろげた。
外観が立派だったのでもともとは何だったんだろう?と思って調べたら、旭川グランドホテルという歴史あるホテルだったようだが、2018年から星野リゾートがリブランドしたらしい。この建物は過去に旭川市都市景観賞を受賞しているとのこと。道理で立派な建物なわけだ。



さて、部屋でビールを飲んでひと息ついてから夕食に出掛けたのだが、予約した店と同じ名前の別の店に行ってしまい、結局この日は普通の居酒屋に行くことになってしまった。最近、元気なうちにどんどん旅をしたくて、並行して複数の旅の計画をしているため、混乱して間違えてしまったようだ。
予約したお店には申し訳ないことをしてしまったし、大切な一食の意味が薄れてしまいもったいないことをした。
ホテルに戻り、大浴場で風呂に入りくつろいで、明日からのガーデン巡りに備えて早寝した。
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朝だ。
客室の規模に対して朝食スペースが足りないのでは?と思われたので、6:00の朝食開始時間に合わせて一番で行った。空いていてやはり正解だった。

サーモンを乗せた焼きたてのワッフルと海鮮山ワサビご飯が朝食の目玉メニューになっていてどちらも美味しかった。特にこんなワッフルの食べ方は初めてだった。
レストランスペースの雰囲気も良く気に入った。

さて、OMO7旭川とはここでお別れ、ガーデン巡りに出陣である。

トップバッターは、大雪 森のガーデンである。↓
旭川駅から東の方にクルマで1時間位走った大雪山にかなり近いところにある。
「大雪山系で最も美しいとされる大雪高原旭ヶ丘にある四季折々の草花が咲くおもてなしの庭」とのことである。
残念ながら今日もまだ雨が降っている。


本来ならこの正面にドーンと美しい大雪山が拝めるはずなのだが。↓
天気には勝てないのでやむなしである。

せっかく来たのに雨で残念、と思っていたが、森の草花を見ると「雨が降ってくれて嬉しい!」という声が聞こえるように生き生きしている。
今まで雨が降らずカラカラになってしまっていたようで、この雨で一気に草花が元気を取り戻したようで、みずみずしくてとても美しかった。






白樺があると、北海道っぽくて良い雰囲気だ。

アナベルがちょうどピークで素晴らしかった。

癒しの谷。↓
すり鉢状の起伏をいかして、木陰のテラスからのびやかに広がる田園風景をのんびりと一望できる空間。

旭山動物園の延長のような気分になる。↓



こちらのアナベルは緑がかっていて、これまた素晴らしかった。↓

森の木琴。↓ 今日は雨なのでクローズ。晴れている時の映像はこちら。

小さなヤマアジサイもなんとも可愛らしく美しい。↓

大雪(たいせつ)な庭。↓
「大切」と「大雪」を重ね合わせて大雪山系の植物を大切にしたいという想いを込めて北海道でみられる高山植物や野草など北海道の自生種を集めた庭。



入口に戻ってきてしまった。
大雪 森のガーデンとはお別れである。


このガーデンの楽しみはまだある。
併設されている FRATELLO DI MIKUNI でのランチだ。↓
ちょうど少し前に、JET STREAMで三国シェフの自伝「三流シェフ」の福山雅治による朗読を聞いたところだったので、ドンピシャのタイミングである。

晴れていれば、ノンアルスパークリングのボトルの向こうあたりに大雪山が見えるらしい。残念。

素晴らしい料理だった。↓
ガーデン好きでなくとも、ここに来るだけでも意味があると思う。
横にヴィラがあって宿泊も出来る。










とても美味しかったです。ごちそうさまでした。

次は上野ファームだ。
大雪から旭川方面に戻る形でクルマを走らせて到着。↓


HPには、この庭のはじまりについて以下のような説明がある。
「上野ファームには昔から庭があったわけではなく、庭づくりを始めたきっかけがありました。もともと上野ファームは代々続く米農家でした。1983年にお米の個人販売を始めたことで、お客様が直接農場に訪れるようになったことが大きな転機となりました。お米を生産して販売するだけではなく、目で見ても魅力ある農場にしたいという思いで、田んぼのあぜ道に色鮮やかなルピナスを植えたことがきっかけで、ガーデニングにも興味を持つようになり、現在のマザーズガーデンの場所から庭づくりをスタートさせました。2001年からさらに庭を拡大する計画を立て、農繁期の合間を縫って家族でこつこつと庭づくりを続け、庭を無料で公開するオープンガーデンの取り組みを始めました。庭を公開していることが徐々に話題となり、市内だけではなく北海道外からもお客様が見学に訪れるようになりました。その後、要望が多かった苗の販売を開始し、さらにゆっくりと庭でくつろいでいただけるように2008年には古い納屋をカフェに改装し、現在の上野ファームができあがりました。」















射的山という小さな山(丘)があり、上に登るとあたりを見渡せる。↓



下りてきてまたガーデンを楽しむ。





開花中の花たち。↓

ひと回りして入口付近に戻ってきてしまった。
シンボルツリー的な柳、小屋、手前の池、このコンビネーションが良い感じだ。

上野ファームとはそろそろお別れだ。
しっとりした美しい草花のガーデンを歩いて、なんとも心地よい気分になった。

このままホテルに行くにはまだ少し時間があるので、16年ぶりに美瑛の四季彩の丘に立ち寄ってみた。↓ なお、ここはガーデン街道の対象ではない。
以前より広くなった気がした。
しかし、ここの絶景はやはりあの太陽光があってこそ引き立つので、今日はちょっと残念だったが、やはりこのスケールは圧巻である。インバウンド観光客の皆さんも大喜びで写真を撮っていた。






さて、初日のガーデン巡りを終えて、新富良野プリンスホテルに到着。↓
デカいホテルだ。

ここには、富良野温泉「紫彩の湯」があるので嬉しい。
ビールを一杯飲んでくつろいだ後、早速、温泉に行った。

夕食はバイキングだ。
お寿司も握ってもらえるみたいなので日本酒にした。
左上から反時計回りに、上川(純米吟醸)、三千櫻(純米Rclass)、国士無双(DRY本醸造)だった。

ごちそうさまでした。
明日のガーデン巡りに備えてこれにて本日は就寝。💤
つづく
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