JET STREAM | 福山雅治の朗読と美しい音楽が心地良いラジオ番組 | 山口智子の「LISTEN.」| Boban Markovicのブラスバンドに魅せられた

2025年2月19日

東京FMのジェットストリームを聴くようになってもう2-3年になる。

月曜から金曜の夜中12:00からの1時間番組だ。そんな時間には寝ているので、ラジオ番組を録音出来るアプリを使ってiPhoneに録音して、仕事帰りの電車の中や、ひとりでクルマを運転する時に聴いている。

この番組は朗読と音楽のミックスが良い。

毎週、朗読される小説やエッセイが変わる。作家が描く世界への旅、というのがテーマになっているようだ。

朗読のパートは1時間の番組の中のごくわずかなので、小説やエッセイの一部をさらに番組用に編集したものになっている。

朗読は福山雅治だ。

彼の声は良い声だと思う。

私は歌っている時よりも朗読している声の方に惹かれる。

朗読のスピードが非常にゆっくりなのが良い。

最近は昔に比べてアナウンサーがニュースを読むスピードも速くなっていると聞いたことがあるが、非常にゆっくりした福山の朗読スピードに最初は違和感を感じた。

だが、一度聴いて、どういうわけかまた聴きたくなり、それ以来病みつきのようになってしまった。

なんとも心に染み入るような感じで気持ちが落ち着くのだ。

朗読される小説やエッセイも大体良い。時々、この話は自分には合わないと思う時があり、飛ばしてしまうこともあるが。

朗読の時間はわずかなので、ほとんどの時間は音楽が流れているのだが、この音楽が朗読される小説やエッセイのテーマに合わせて選曲されていることもあり非常に良い。

ラジオの良いところは自分が全く知らない音楽を聴かせてくれるところだ。ただ知らなければ良いというわけではなく、やはり好みがあるわけだが、この番組で流れる音楽は自分の好みに合っているようで心地良い。

以前は安物のワイヤレスイヤホンしか持っていなかったのだが、BOSEの高いヤツを買ってからは、仕事帰りにもジェットストリームを聴くようになった。

福山の声の良さも際立つし、音楽も当然素晴らしい。もっと早くにBOSEのイヤホンを買っておけば良かったと心から思った。

ジェットストリームを聴くようになったきっかけは1年前に亡くなった母だった。

入居していた施設の誰かに昔のジェットストリームのCDを借してもらったようで、とても良かったので私も欲しいのでCDを買ってくれ、と頼まれたのだ。

Amazonから懐かしい城達也のジェットストリームのCDが届いて、母に渡す前に久しぶりに聴いてみた。

別に昔ジェットストリームを良く聴いていたわけではないので、うーん、こんな感じだったっけな、という感じだったのだが、城達也ってすでにお亡くなりになられたはずだけど、今もジェットストリームってやってるのかな？と調べたのがきっかけだった。

今は福山雅治が機長(パーソナリティ)をやっているということが分かり、ちょっと意外で、どんな感じなのかな？と聴き逃しで聴いたのが始まりでハマってしまった。

Wikipediaで調べた限りだが、放送開始は1967年7月4日。TOKYO FMが制作する番組および、JFN加盟局でのネット番組としては最も長く放送されているとのことだ。

初代の城達也は27年半も機長を務めたとのことだが、福山雅治はまだ5年弱なので、彼の良い声の朗読を聴くことを、これからも日々の小さな楽しみにしたいと思う。

おわり

追記　2025.10.29
先週2025.10.20-10.24の放送がとても良かったので追記する。

俳優の山口智子さんプロデュースの音楽映像シリーズ「LISTEN.」の一節、南セルビアのブラスバンド（現地ではオーケスターと呼ぶ）についての放送だったのだが、その音楽に魅せられてしまった。耳について離れなくなって、もっと聴きたくなってしまった。
Spotify で調べたら、まさに聴きたかった「This is Boban Markovic Orkestar」が見つかって良かった。早速楽しんでいる。
今は、こうやって聴きたいと思ったら、すぐに聴くことが出来て本当にありがたい。
南セルビアがブラスバンド発祥の地だとこの番組で聞いて、今まで知らなかったので、 Geminiに聞いてみたら後段の説明をしてくれた。
私が好きなのは英国式ブラスバンドとは異なるバルカン・ブラスなのだということが分かった。その昔、その不安定さから「ヨーロッパの火薬庫」と言われたバルカン半島だが、興味が湧いてきた。

以下の写真はJET STREAMの公式サイトより。

以下はGeminiによる解説。
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お尋ねの南セルビアの金管バンドは、英国式ブラスバンドとは異なる、独自の音楽様式を持つものです。南セルビアは、バルカン半島に広がるバルカン・ブラス（セルビア語で「トルーバ」）という音楽文化の中心地の一つとして知られています。

南セルビアとバルカン・ブラスの歴史

起源: 19世紀のバルカン戦争でオスマン帝国と戦った軍楽隊に起源を持つとされています。当時の軍隊で使われたトランペットなどの金管楽器が、戦後に兵士によって民間に持ち込まれ、地元の民俗音楽と融合して発展しました。
音楽スタイル: 即興演奏が中心で、独特のリズムとエネルギーに満ちた賑やかなサウンドが特徴です。
グーチャのトランペット祭: セルビア中部（ただし南セルビアの楽団も多数参加する）のグーチャという小さな町では、毎年8月に世界最大規模のトランペット祭が開催され、世界中から多くの観光客が集まります。南セルビア出身のロマ（ジプシー）の楽団は、特にこのジャンルで重要な役割を果たしています。
著名なバンド: セルビア南部ヴラディチン・ハン出身のボバン・マルコヴィッチ楽団など、世界的に有名なバンドを輩出しています。

英国式ブラスバンドとの違い

南セルビアの金管バンドは、工業革命期にイギリスで発展した英国式ブラスバンドとは、歴史、編成、音楽性の点で異なります。

項目	南セルビア（バルカン・ブラス）	英国式ブラスバンド
発祥	19世紀のバルカン半島の軍楽隊に由来し、民俗音楽と融合。	19世紀のイギリスの産業革命期に軍楽隊から発展。
主な演奏者	ロマ（ジプシー）の音楽家が中心的な担い手。	工業地帯の労働者などによるアマチュアバンドが主体。
編成	決まった編成はなく、トランペットを中心に、テューバや打楽器などが加わる。	コルネット、アルトホルンなどサクソルン属の楽器を中心とした標準的な編成。
音楽性	賑やかで情熱的な即興演奏が多く、ダンスや祭りで演奏される。	行進曲や賛美歌など、レパートリーやスタイルが確立されている。