新春の福井加賀を巡る① | 恐竜博物館〜この冬は加賀山中温泉にて絶品の加能蟹を堪能

2026年1月9日〜10日

冬といえばカニである。
去年の12月は、奈良に住む義父母と一緒にカニを食べに城崎温泉に行った

さて、この冬はどこに行ってカニを食べるか。
お義母さんが恐竜博物館に行きそびれた、と言っていたのを思い出したので、福井の恐竜博物館経由で、加賀の加能蟹を食べに行くことにした。加賀は私が気になっている九谷焼もあるのでドンピシャだ。

しかし、この冬の12月は我々がニュージーランドに行っていたので、義父母と一緒のカニツアーは1月。雪が心配だ。

卒寿/喜寿の義父母は、もはやそんなに歩ける訳ではない。
去年の城崎温泉の時は、京都駅まで荷物を持って電車で来てもらって、横浜から京都駅まで新幹線で来た我々と合流して、京都駅で借りたレンタカーで一緒に城崎に向かったのだが、今年は京都駅まで来てもらうのは無理だろう。
ということで、我々が乗り慣れた自分たちのスタッドレスを履いた4WDの車で、横浜から奈良まで義父母を迎えに行き、そのまま、福井加賀を巡り、奈良に戻って横浜に戻ることにした。
後で確認したら総走行距離は1,500kmくらいだった。
海外だと数日の間にこれくらいの距離を走ることは珍しくないが、日本ではなかなかない。

ということで、1月8日木曜に我々は仕事を早く切り上げ、15時過ぎに車で出発した。
以前、奈良まで車で行った時は片道500kmだったのだが、今回は新東名が出来て450kmに短縮されていた、しかも新東名は制限速度が120kmなのでありがたい。
快調に高速を駆けぬけて、途中、浜松のサービスエリアで食べた夕食のひつまぶしが美味しかった。↓

その後も快調に走って、5時間半後くらいには奈良の義父母の家に到着したので極めて順調だった。この日は義父母の家でゆっくり寝た。💤

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起床。みんなで奈良の家を出たのは8:00前くらいだっただろうか。
最初は順調に走っていたが、名神の湖東三山PAでトイレ休憩に停車した時にはこんな景色になっていた。↓

さらに走る。途中は雪があったりなかったりで快調。
ついにまもなく高速を降りる。一面の雪景色である。↓

高速を下りたら、恐竜渓谷・勝山の表示があった。↓

トイレ休憩を兼ねて、道の駅に寄った。↓

トイレの案内標識が恐竜デザインになっていた。↓

道の駅の時計も恐竜。↓

びっくりしたのはこの看板だ。
たしかにニュースでは、こんなところにクマが出たのか、と驚くばかりであったが、この道の駅も、こんな街のど真ん中で? という印象であった。↓

道の駅の前からは白い山並みが見えて、とても美しかった。↓

奈良から福井・勝山までクルマで約3時間半なので、そろそろ昼食の時間である。
お昼はここでいただきたいなと事前に予約しておいたのは、旧料亭花月楼だ。↓

この入り口前の桜も素晴らしいらしい。↓

メニューの中に、勝山と花月楼の歴史をまとめたこのようなページがあって、思わず熟読してしまう。旅に出た先の歴史を、その場で読んだり聞いたりするのが楽しい。
明治期に勝山は製糸業とたばこ産業で発展したのだそうだ。そして、当時の花街として栄えた河原通りにあったのが、この花月楼とのことである。↓

料理の待ち時間に、「二階の傘天井をご覧になってきてください」と中居さんに声をかけていただいて観に行ったのがこれ。↓
これは、明治30年(1897年)に作られた大広間の傘天井が今に伝えらえたものだそうだ。

高度な技量を持った職人でないと作れない天井だと解説されていた。↓
素人ながら、そうだろうと思った。

傘天井も美しいが、こういう床間の美しさも素晴らしいアートだと感じる。↓

傘天井のてっぺんはどうなっているのだろうと思って写した一枚。↓

傘天井見学から戻ったら、料理が運ばれてきた、
これはお義父さんのおろし蕎麦。
思っていたより量が多くてびっくりしたが、お義父さんは完食していた。↓

お義母さんと妻が頼んだ、醤油カツ丼セット。↓

私が頼んだのは、福井・勝山の地元料理の花月楼御膳。
とても美味しかった。写真右下のおろし蕎麦が美味くてもっとたくさん食べたかった。↓

花月楼で美味しい昼食をいただいたら、次はいよいよ福井恐竜博物館である。
見えてきた。↓

あの銀色の球体が博物館のようだ。↓

駐車場に無事到着! ↓

駐車場の向こうには素晴らしい白い山並みが見える。
ついこの間行ったニュージーランドのアオラキ/マウントクックを思い出してしまう

ついに来ました、恐竜博物館。↓

入口を入るとこんな感じの下りのエレベーターがあって、ワクワク感が高まり、うまい設計になっているなと感じた。↓

エレベーターで下に着くと、歩いて入口に向かうのだが、途中にあった魚竜の化石がなんとも美しかった。↓

これを見て、その昔、ドイツのシュトゥットガルトに住んでいた時に、家族で化石掘りに行ったことを思い出した。子供達も一緒に小さなハンマーで石を砕いて化石を探した。見つけた化石は持って帰って良いので、いくつかの美しい化石は今でも我が家にある。
昔の記録(妻が地図に書いたメモ)を調べてみたら、我々が行ったのは、ドイツ国内で最大のプライベート化石博物館、ホルツマーデン(Holzmaden)にあるUrwelt-Museum Hauffと、そのそばにあるSchieferbruch Kromerであったことが分かった。なんとも感慨深い。

URWELT-MUSEUM HAUFF IN HOLZMADEN ¦ Englische Website
Englische Website ¦ Fossilien aus der Urzeit vor 180 Millionen Jahren - Fischsaurier, Krokodile und Seelilien auf ca. 10...

そんなところを通過すると、ティラノが迎えてくれた。
正式名称は、ティラノサウルス・レックス、といい、「暴君トカゲの王」という意味だそうだ。
リアルな感じで動くので、思わず立ち止まってしばらくじっと見入ってしまう。↓

同じ階の離れたところから見た景色、中央にティラノが見える。↓

館内でいろいろな恐竜に出会える。レイアウトがうまいなと思った。↓

これは面白かった。↓
見つかった時はペチャンコだったものを立体的に組み立てて復元したものだ。

これ(手前・カマラサウルスの一種)も感動した。↓

他のものに比べると、色もちょっと違うし、骨が潰れたような感じで、あまり綺麗じゃないな、なんて思っていたら、これはなんと複製ではなく、「この全身骨格は、ほとんどすべて実物の骨化石を使用しています。そのため、変形の敷しい腰の骨は、大腿骨からずれています」との解説があり、びっくりした。

2007年にアメリカのワイオミングで発掘され、2009年に日本に移送され到着してから、2013年に現在の姿になるまで、4年の歳月をかけて全身骨格が完成するまでのビデオがあり、感動して思わず撮影してしまった。↓

これが勝山の恐竜発掘調査地で、発掘された5種の新種恐竜化石とともに天然記念物だそうだ。↓

フクイサウルス・テトリエンシス ↓

フクイラプトル・キタダニエンシス ↓

ティラノミムス・フクイエンシス ↓

フクイベナートル・パラドクサス ↓

手取層群(今から一億数千万年前の中生代,ジュラ紀から白亜紀の地層)の植物化石の研究は、明治10年(1877年)ドイツ人研究者ガイラーによる一緒の論文がはじまりで、これによって手取層群の年代的な位置づけがはじめて示された」のだそうだ。↓

日本でも意外と色々なところで恐竜の化石が取れているんだなと思った。↓

他にも色々な化石があり、以下は美しくて印象に残った化石。

エーガー ティプラリウス、ドイツ アイヒシュテット産 ↓

ズンガリプテルス・ウェイイ、中国 新疆ウイグル自治区産 ↓

ディメトロドン リンバタス、アメリカ テキサス州産 ↓
この背中の「帆」に血液を送り、太陽の熱で体温を上げたり、風を受けることで下げたりすることができたという説があるのだそうだ。

まだまだ色々見ていたいが、そろそろ行かねば。

最後にティラノが吠えながら見送ってくれた。↓

恐竜博物館から1時間ほどクルマで走って、今日のお宿、加賀山中温泉の吉祥やまなかに到着。↓
加賀温泉郷は、山中温泉、山代温泉、片山津温泉の3つで構成されている。

【公式】加賀温泉郷|北陸・石川県加賀市の観光サイト
加賀温泉郷の観光公式サイト。開湯1300年の歴史を持つ温泉地からSNSで人気なスポットまで!山代温泉、山中温泉、片山津温泉の日帰り温泉、足湯、宿泊予約。カニ・地酒などのグルメ情報、新着イベント、お土産、季節の特集などお役立ち情報満載です。

16:00までは、アフタヌーンティータイムで加賀パンケーキが無料で食べられるというので、急いでやってきたが、なんとか間に合った。
目の前でパンケーキを焼いてもらうと、鉄板焼きを食べているようで高級感が高まる。
九谷焼のコーヒーカップも美しい。↓

美味しかったです。早くにチェックインして良かった。

パンケーキを食べた後に、部屋に到着。
義父母と来る旅行は、歩いて大浴場に行かなくても良いように、露天風呂付きの部屋にしているので、今回もゆったり豪華だ。↓

温泉掛け流しで贅沢な限り。↓

眼下には鶴仙渓で有名な大聖寺川が流れており、せせらぎの音に癒される。↓

冷蔵庫のビール等に加えて日本酒のサービスもあった。
隣にある青手の九谷焼の小皿も美しい。↓

落ち着いたら下に降りてハッピーアワーのサービスで乾杯だ。↓

その後は早速、山中温泉の湯に浸かった。
「山中温泉の歴史は古く、今から1300年前に奈良時代の高僧・行基が発見したと伝えられています。行基は丸太に薬師仏を刻んで祠を造り、温泉のお守りとしました。多くの人が山中を訪ね、その湯で病と疲れを癒したとされます。(中略)さらに長い時を経た元禄の頃。俳聖・松尾芭蕉が弟子の曾良を伴って日本各地を旅した奥の細道の途中、元禄2年7月27日に山中温泉を訪れています。芭蕉は山中の湯を、有馬・草津と並ぶ「扶桑の三名湯」と讃え、「山中や 菊は手折らじ 湯の匂ひ」の句を読みました。」とのことである。
有馬にはまだ行ったことがないが、草津は先日初めて行ってたしかに良かったし、山中の湯もとても良かった。

山中温泉
山中温泉観光協会のサイトです。開湯1300年の歴史と豊かな自然、文人墨客が愛した情緒あふれる温泉地です。

さて、風呂から上がったら、いよいよ加能蟹の夕食である。
蟹は一人一杯ずつ。
生の刺身、しゃぶしゃぶ、せいろ蒸し、天ぷら、締めの蟹御飯。
これが加賀が誇る加能蟹か。
やはり蟹には華があるなと思う。美味しく、そして美しかった。↓

能登の漁師さんの特集番組をテレビで見たが、漁師さんの年間収入の3/4がカニからの収入だそうだ。そこまで高い比率とは思っていなかった。

こんなに食べきれないので、余った蟹ご飯はおにぎりにしてくださった。
そのおにぎりは部屋に持ち帰って翌朝いただいたが、味がしみていて、この場で食べた炊きたてよりも美味しかったかも。↓

宿泊前に、「実は今回の旅行は、義父母の卒寿と米寿のお祝いなんです」と伝えておいたら、こんなアレンジをしてくださった。
義父は卒寿の90歳にも関わらず、髪の毛が真っ黒で、髪が真っ白の米寿の義母が横に居てくれなければ、疑われたかもしれない。↓

義父母も喜んでくれたので、本当に良かった。
さて、来年は義父母と一緒にどこに旅に行って美味しいカニを食べるか、また考えよう。

美味しい加能蟹をいただいた後は、山中節の時間だ。↓

この日は金曜だったので唄の日であった。↓
今回、時間がなく、山中座には行けなかったので、ここで山中節を聴けて良かった。

山中節と温泉の館 山中座 | 山中温泉観光協会

芸妓さんは、背筋がシャンとしていて、惚れ惚れするくらい粋でカッコ良く、美しかった。
こういう存在感や雰囲気は、ちょっとやそっとでは醸し出せないな。↓

山中節の後は、九谷焼の美しいカップでコーヒーをいただいた。↓

無事に充実の一日を過ごすことが出来て感謝しながら就寝。💤

明日につづく

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