2025年10月1日〜5日
九州にはもっと時間をかけて行きたいと思っていたが、やっと行けた。
4泊5日の旅だ。
学生時代の友人が大分にいるうちに、まずは大分の温泉を中心に楽しまねば、と雨の羽田を出発、、、


福岡は晴れているようだ。

福岡空港に着いたら、まずラーメン滑走路へ。↓


バリカタ、ごちそうさまでした。↓

地下鉄で移動して、ホテルに荷物を預けて、西鉄福岡駅から二日市で乗り換えて太宰府へ。
福岡は空港から街中までが至近なのがとても便利だ。



快晴の中、参道を歩く。↓

いよいよ、これが太宰府天満宮である。↓

鳥居をくぐったら、右に曲がり、まず浮殿へ向かう。↓

この浮殿の中に、お目当てのライアン・ガンダーさんの作品があるのだ。
ライアン・ガンダーさんについては、先日箱根のポーラ美術館で初めて知って、とても興味を持っていたので、太宰府天満宮の「境内美術館」に彼の作品があることを知り、それを観ることをとても楽しみにしていた。
この作品は「本当にキラキラするけれど何の意味もないもの」とのこと。
意味はないのかもしれないが、妙に惹かれる物体だった。↓


「御神牛」の前で記念撮影。みなさん並んでいた。↓ 御神牛についてはまた後ほど。

左に曲がって天満宮へ。

いよいよである。

楼門。↓ 何となく沖縄的な雰囲気を感じる。


その先は仮殿だ。屋根の上に木が生えていて驚いた。
デザイン・設計された藤本壮介氏といえば、あの大阪万博の大屋根リングを手がけた方だ。
大屋根リングもそうだが、この仮殿も、「仮」にしてしまうのはもったいない美しさだ。

以下の案内が出ていた。
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本殿改修工事のご案内
当宮では、今和五年五月より約三年をかけ行う重要文化財「御本殿」の大改修に際し、御本殿前に「仮殿」を建設いたしました。
仮殿のデザイン・設計は、国内外で活躍する建築家である藤本壮介氏が手がけ、天神の社との調和を重視した、伝統と現代が融合した美しい建物となっております。
御本殿の改修期間中、御参拝の皆様には仮殿にお参りいただきますようお願い申し上げます。
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現在改修中の御本殿についての説明。↓ 124年ぶりの改修だそうだ。
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太字府天満宮
御本殿について
延喜五年(九〇五)、道真公の御墓所に門弟の味酒安行が廟を建てたことが、太宰府天満宮の始まりです。延喜十九年(九一九)に醍醐天皇の勅命を受け最初の御社殿が造営され、数度に亘って兵火で焼失した後、現在の御本殿は天正十九年(一五九一)に筑前国主小早川隆景によって造営されました。
正面に六本の柱を用いた五間社流造で、堂々たる檜皮茸の屋根、唐破風造りの向拝、細部にまで施された美しい装飾など、安土桃山時代の豪壮華麗な建築様式を、造営から四三〇年以上経た現代にまで伝えており、国の重要文化財に指定されています。
現在、令和九年に迎える「菅原道真公一千百二十五年太宰府天満宮式年大祭」記念事業の一つとして、一二四年ぶりの大改修を行っています。令和八年頃の竣工までの間、道真公の御神霊は仮殿にお遷りになられています。
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美しい御朱印もいただいた。
ほれぼれするような美しい文字である。

お参りした後は、裏手にある「菅公歴史館」を訪れた。
道真公の御生涯が、衣装を着せた博多人形のジオラマで紹介されている。


太宰府天満宮の起源は、五十九歳で亡くなった道真公の遺骸を運ぶ牛車が動かなくなった場所に、道真公が埋葬され、立派なお社が建てられたことにあると説明されていた。
だから、御神牛像があちこちにあるのか、と理解出来た。全部で11体あるそうだ。




「御本殿をはじめ、楼門や廻廊などの当宮の建造物には、檜の樹皮を重ねて茸く1,300年以上前から受け継がれた日本固有の伝統的な「檜皮葺(ひわだぶき)」の工法が用いられています。熟練された職人の手により、檜皮を一枚一枚丁寧に竹製の釘で止め、少しずつずらし重ねることで、屋根の美しい曲線を作り出しています。」とあったので、わずかではあるが檜皮を寄付してきた。

天満宮には大きな楠がたくさんあったのが印象的だった。↓
楠は全部で大小100本ほどあるそうで、一番大きなものは樹齢1500年だそうだ。道真公の時代から現在までずっとここに居るのかと思うと、歴史を感じざるを得なかった。


これは、国指定天然記念物の夫婦楠(めおとくす)というそうだ。↓

最後に、ライアン・ガンダーさんの他の作品を観て回った。探すのに結構手間取ったが。
これは「すべてわかった VI」↓

「並行宇宙」↓

「この空気のように」↓

太宰府天満宮にはいつか来たいと思っていたが、やっと訪れることが出来て良かった。
次回は、もし来れるのであれば、紅葉の時期に来たいな。

お参りを終えて、参道のお店で、名物の梅ヶ枝餅と抹茶をいただいてひと休み。↓
伊勢神宮参拝後の赤福もとても美味しかったが、梅ヶ枝餅も大変美味しかった。

博多に戻ろうと太宰府駅まで来たら、美しい電車が停まっていた。
JR九州の電車は美しいデザインのものが多くて惹かれるな。

今夜のお宿はドーミーイン博多。
ビジネスホテルだが、温泉大浴場があるのが気に入っている。

ちょっと高めの部屋にしたので余裕があって良かった。

夕食は、大分にいる学生時代の友人に教えてもらった、天神の割烹よし田。

鯛めんたい和え、ふぐ刺し、いか活造り、茶碗蒸し、水炊き、いか後造り、最後は鯛茶にアイス。一泊しかない博多の夕食だったが、素晴らしいお料理で大満足だった。↓








有田焼の器が美しかった。
先日、栗田美術館で伊万里焼と鍋島焼を観てから、どうも磁器が気になっている。

ご馳走さまでした。美味しかったです。

帰りは中洲の屋台を眺めながらブラブラと散歩して帰った。




ここも一度来てみたかった。
今日はもうお腹一杯なので食べれないけど。
ということで、ホテルに戻って、温泉大浴場でのんびりして、明日の湯布院行きに備えて就寝。💤
つづく


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