絶景のニュージーランド山歩きの旅④ | アオラキ/マウントクック | 今日はレッド・ターンズを歩いた

2025年12月19日〜26日

前回からつづく。

昨日は朝から夜まで大自然の美しさを満喫したので、今日はちょっとゆっくり起床。
嬉しいことに今日も良い天気だ。
ハーミテージの部屋からアオラキ/マウントクックが綺麗に拝める。↓

美しい景色を眺めながらのゆったりとした朝食の時間に幸せを感じる。↓

ニュージーランドの紫外線は日本の7倍とのことで、今日も日焼け止めクリームをしっかり塗ってから出かける。
日本のものではこちらの紫外線には弱くて効かないのではないかと思い、こちらに来てからスーパーで買った。CANCER SOCIETYというネーミングがすごい。↓

この日はレッド・ターンズを歩くことにした。
ここはハーミテージホテルから直接歩いて行ける。↓

ちょっと分かりにくいが、赤で囲ったところが、今日出かけるレッド・ターンズ。↓
昨日行ったセアリー・ターンズ、フッカー・バレー・トラック、タスマン氷河湖が青で囲ったところである。
ホテルのトイレにあったこの地図パネルが、一番全体のイメージを掴みやすかった。

レッド・ターンズは往復で2時間のコースなので、みんなでおしゃべりしながらのんびり歩き始める。

登山口に到着した。あの橋を渡って登っていくようだ。↓

山から流れ出た氷河川が流れていく向こう側の景色も素晴らしい。↓

橋を渡って歩き始める。↓

少し登って振り返ると見晴らしがよくなってきた。↓

手前の山の背後にあったアオラキ/マウントクックも見えやすくなってきた。
大昔に氷河が削った真っ平の谷(U字谷)も美しい。↓

川が削った谷はV字谷なのに、なぜ氷河が削った谷はU字で、しかもあんなに平らなのか?
ChappyとGeminiに聞いてみた。より分かりやすかったGeminiの説明は以下の通りだった。


1. 「点」で削る川と、「面」で削る氷河

川と氷河では、地面に接して削り取る面積が根本的に異なります。

  • 川(V字谷): 水は重力に従って一番低い場所へと集まります。そのため、エネルギーが谷の「底」の一点に集中し、下へ下へと深く刻むように削ります。その結果、断面は鋭いV字になります。
  • 氷河(U字谷): 氷河は巨大で分厚い「氷の塊」です。谷全体を埋め尽くすほどの幅があり、その巨大な底面全体で地面を押しつぶし、引きずりながら移動します。重戦車やブルドーザーが通った後のように、広い範囲を一度に平らに削り取るため、底が広くて平らな地形になるのです。

2. 氷河特有の「やすり」と「抜き取り」

氷河が底を平らにするメカニズムには、特有の強力な浸食作用があります。

  • 磨食(やすり作用): 氷河の底には、取り込まれた岩石の破片がたくさん混じっています。これが巨大な「やすり」となって、谷底の凸凹を平らに削り落とします。
  • 抜食(プランキング): 氷河が移動する際、底にある岩盤の割れ目に氷が入り込み、岩を丸ごと引き抜いて運び去ります。これにより、ゴツゴツした岩場も平坦化されていきます。

3. 土砂による「穴埋め」

氷河が溶けてなくなった後、平らな谷底をさらに平らにするのが**堆積(たいせき)**です。 氷河が運んできた大量の土砂(モレーン)や、溶け出した水が運ぶ砂利が、削られた谷の底に厚く積み重なります。これが「舗装」のような役割を果たし、私たちが目にするような真っ平らな谷底が出来上がります。


実は登っていて、このレッド・ターンズも結構階段が多いことが分かった。↓

後で分かったが、1,277段あるようだ。↓
昨日のセアリー・ターンズの「天国の階段」は2,200段であったから、それよりはかなり楽だったが。

レッド・ターンズの頂上に到着。↓
今日は、昨日よりちょっと雲があるので真っ青な青空というわけにはいかないが、胸の空くような素晴らしい景色だ。↓

ターンズ(TARNS)とは池のことで、赤い水草の生えた池があるので、この名がついたらしい。↓

レッド・ターンズは高山植物が多いように感じた。

頂上を過ぎたところに、このような箱庭のようなスペースが広がっていて、木道をぐるっと歩いて回れるようになっていた。↓

池の中に赤っぽい色の植物(水草)が生えていて、ひょっとすると、これがレッド・ターンズの名前の由来なのかもしれない。↓

なかなか上手く撮影できないが、一応、池に白い山並みが映り込んでいる。↓

さて、そろそろ下山である。
ここは、昨日のセアリー・ターンズやフッカー・バレー・トラックと比べると、圧倒的に人が少なく、ほとんど人とすれ違うこともなく、静かでゆったりした雰囲気が楽しめた。
日本の山だと、人とすれ違わないと熊が出そうで怖いが、ニュージーランドには熊はいない(蛇もいない)ので安心である。

登山口の橋まで下りてきてしまった。

今さらながらに登山口のプレートを良くみてみたら、黒のペンで1,277段と書いてあった。↓

のんびり歩いてハーミテージに帰還。ちょうどお昼である。↓

ハーミテージホテルには、ニュージーランドの偉大な国民的英雄、人類で初めて1953年に世界最高峰エベレストの頂上に立った登山家、サー・エドモンド・ヒラリー(1919–2008)の銅像がある。↓
ニュージーランドの5ドル紙幣には彼の肖像が描かれているそうだ(今回の旅行は完全キャッシュレスだったのでこの目で確認出来なかった)。 彼がまだ生きている間に紙幣に採用されるという極めて異例の栄誉だったとのことである。

エドモンド・ヒラリーとテンジン・ノルゲイ - Perpetual Planet
エベレスト登頂から70年、エドモンド・ヒラリーとテンジン・ノルゲイの遺産は、今もエベレスト地域の生きる力となっている。Rolex.orgで詳細を見る

さて、昨日はランチ抜きで大自然を満喫したが、今日の午後は天気もちょっと雲が多めになってきそうだし、ちょっとひと息入れて、ハーミテージのカフェでのんびり過ごすことにした。

みんなで注文したのは、一番左のPANHEAD HAZY PALE ALEだ。↓
ちょっと濁ったビールで、見た目は大好きなドイツのヴァイツェンのような感じだが、味はちょっと違って、こちらの方がもっとしっかりした味わいだ。これがとても美味しかった。

一杯やって落ち着いたので、もうひとつのカフェに場所を移して、軽食をつまみに再度乾杯。↓

私はさっきのビールが美味しかったので、ハーミテージ・ラガーなるビールを飲んでみた。↓
缶のデザインがとても魅力的で、味も美味しかった。
ニュージーランドはワインもビールも美味しい。

いったん解散して、シャワーを浴びると、もう夕食だ。また乾杯。↓
今日は、一昨日、悪天候で中止になってしまった22:30スタートのBig Sky Stargazing(星空鑑賞ツアー)を再予約してあるのだが、どうも雲行きが怪しい。

夕食を終えて、レセプション横にある天気予報を見てみたが、やはり夜は雨模様のようだ。↓

部屋に戻って待機するが、予報通りで、こんな天気になってしまった。↓
これでは星は見えないな、と思いつつ、仮眠を取って、スタート15分前の最終決定を聞きに集合場所に行ったが、やはり残念ながら中止とのことで、支払い済みだった参加費をリファンドしてもらう手続きをして、部屋に戻って就寝した。

ハーミテージでの夜は今日が最後。
残念ながらアオラキ / マウント・クック国立公園の星空を見ることは叶わなかった。

だが、こんなこともあろうかと、明日の宿泊地であるテカポ湖のDark Sky Project (星空鑑賞ツアー)も予約してあるので、そちらに望みを託そう。
結果的には、幸運なことに、これが大正解であった。

次回につづく

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