日本百名山・美ヶ原高原の王ヶ頭ホテルに泊まってスノーシューを楽しむ旅 | 天空のパノラマ絶景は大寒波襲来で真っ白だった

2026年2月7日〜8日

ずいぶん前から興味があったスノーシューに初めて行ってきた。

日本百名山である長野•美ヶ原高原の頂上にある絶景で有名な、標高2,034mの天空のリゾート「王ヶ頭ホテル」に一泊してスノーシューを楽しむというプランだ。

王ヶ頭ホテル | 雲上のリゾートで過ごす極上の休日
360°ビューのパノラマビューを楽しめる雲上のリゾートホテル 美ヶ原高原 王ヶ頭ホテル。 四季折々の絶景、旬の美食などで特別な休日をご満喫ください。

2月の王ヶ頭ホテルの宿泊予約を取るには、半年前の8月1日の朝7時のネット予約受付開始に合わせてアクセスする必要がある。人気があってすぐに一杯になってしまうらしい。まずホテルの宿泊予約を取ってから、電話でスノーシューのガイドツアーの予約を入れるというシステムである。

今回も、去年の12月にニュージーランドに一緒に行った仲良し夫婦との旅なので、お互いに7時になったと同時にアクセスしてネットで宿泊予約を入れ、その後、電話をかけたが、話中でなかなか繋がらない。なんとか10分ちょっと経ったところで電話が繋がりガイドツアーの予約も取れた。

ということで、半年前に予約して準備してきた王ヶ頭スノーシューの旅にいよいよ出発した。

しかし、この週末は大寒波が日本列島に襲来する予報になっていて、残念ながら晴天は望めそうもない。

王ヶ頭ホテルまでは自家用車では直接行けない。夏でも冬でもだ。
冬の場合は、最寄りの美鈴湖の駐車場まで自家用車で来て、そこにクルマを置いて、ホテルの迎えのバスに乗って往復する。↓

私たちは1便目の11:15美鈴湖駐車場発のバスに乗ったので、ホテル到着は12:30予定だ。

途中でバスを停めてくれて撮影タイム。美しいがとにかく真っ白である。↓

無事、王ヶ頭ホテルに到着。↓
こんな山の頂上にあるにもかかわらず立派なホテルで現在は46室あるようだが、最初は以下の通り、昭和28年に避難小屋として作られたのだそうだ。詳細は歴史を参照。
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昭和20年代 日本中で登山ブームが起き、美ヶ原高原にも多くの登山客が来るようになりました。初代社長 「小澤多賀男」は美ヶ原高原の登山道起点(現在の桜清水茶屋)で石を掘る「石屋」を営んでいたが、度重なる遭難者が出たために美ヶ原高原頂上に避難小屋を造る事を決意。
桜清水茶屋がある標高1300m地点から頂上王ヶ頭(標高2034m)まで、人力で建築資材を「かつぎ上げ」昭和28年に「王ヶ頭ヒュッテ」(現在の王ヶ頭ホテル)を建築いたしました。
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屋根の赤がアクセントになっていて美しい。

標高2,034m。

内部も落ち着いた雰囲気だ。

天日干しした美ヶ原の信濃笹でつくった「笹茶」がやかんに入れられて無料で飲める。↓
味は麦茶のような感じで美味しかった。

カフェスペース ↓

今回は星を見れる天気ではなかったので縁がなかったが「星のテラス」もある。↓

お昼はカフェでビールを一杯飲みながら、美味しいカレーをいただいた。↓
これで落ち着いた。

ホテルの前から眺めてみるが、どちらを向いても白一色である。↓
スノーシューに出かける人たちの列が見える。

14時過ぎに清掃が終わり、部屋に入れてもらえた。↓
人気がある南側の部屋を予約出来たのだが、窓の外は真っ白である。

晴れていれば、こういう山々が眺められるはずなのだが、、、。↓

久しぶりにこたつに入った。やっぱりこたつは暖かいし、落ち着く。↓

スノーシューのガイドツアーは15時出発なので、暖かいタイツを履いたり、レインウェアを着たり、帽子をかぶったり、着替えを完了。外はマイナス10度くらいのようだ。

いよいよスノーシューに初挑戦。ホテル前でスノーシューを履く。
もっと大変かと心配していたが意外と簡単に履けた。スノーシューとポールは貸してもらえる。↓

靴はハイカットのトレッキングシューズに防水スプレーをしっかり吹き付けてきた。↓

いよいよ出発だ。ガイドの山﨑さんがグループ毎に記念写真を撮ってくれる。

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ちょっと歩いて、美ヶ原の頂上・王ヶ頭で記念撮影。↓
スノーシューで歩くのにもっと苦労するかと思ったら、道具が良く出来ていて、思っていたより簡単に歩けた。

真っ白な中を歩く。

時々止まって、ガイドの山﨑さんがいろいろ説明をしてくれる。
これは高山植物だが(名前を忘れてしまった)、近年、鹿が高山植物を食べてしまう被害がひどくて大変なのだそうだ。↓

なんとも幻想的な光景ではあるのだが。↓

白くてよく分からないが、木から垂れ下がっているサルオガセについて山﨑さんが説明してくれた。↓
サルオガセが見れるというのは空気が綺麗な証拠と山﨑さんも言っていた。
私の好きな入笠山に行くと必ず見れる。

山﨑さんに教えてもらったのだが、空気が綺麗なところでは、寒くても息が白くならないとのことで、ここで息を吐いても白くならなかった。
白く見えるのは、息の中の水蒸気が急激に冷やされて小さな水滴に変わるからだが、水滴ができるには、核となる空気中の小さなチリやホコリが必要なので、空気が非常にきれいなところでは、チリやホコリがないため、息が白くならない、ということだそうだ。

本日のゴール、王ケ鼻に到着。↓
晴れていれば、「迫力の北アルプス眺望と眼下に広がる松本平や安曇野の展望」が楽しめるらしい。

王ケ鼻からスノーシューで少し戻ったところにホテルのバスが迎えに来てくれるのでありがたい。
往復すべてスノーシューで歩くのはちょっときつい。
約1時間半の散策を終えて、ホテルに戻り、サービスのスパークリングワインをいただきながらのんびり。↓

さて、ちょっとくつろいだ後はお風呂へ。
風呂から絶景を眺めるのも楽しみにしていたのだが、今回は真っ白で残念だった。↓

お風呂のご案内 - 王ヶ頭ホテル | 雲上のリゾートで過ごす極上の休日
お風呂take a bath 半露天展望風呂映ずる雲海とご来光 展望風呂山景ご来光桧風呂 美ヶ原高原や八ヶ岳、遠くに富士山を望める大きく開放された窓からの眺望を楽しみながらご入浴いただける展望風呂です。 日の出の頃には、

風呂から出たら夕食だ。

ヤマメの塩焼きはこんな風にして熱々の状態でサーブしていただける。↓

美味しかった、ごちそうさまでした。
山の頂上でこんな素晴らしい食事をいただけるなんて感謝感激である。

あと、このホテルは若い従業員の方が多く、テキパキしていてとても感じが良くびっくりした。
家に戻って調べてみたら、王ヶ頭ホテルの公式サイトにこんな記載があり、なるほどさすがだなと思った次第。

夕食の後は、本来なら星空観察会なのだが、今日は残念。
代わりにスタッフの方がホテル内で星空についての解説をして下さった。

その後は少しでも天気が良くなることを祈りながら就寝💤

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起床!
ひょっとして見れるかも、と早起きして「日の出CAFE」に来たが、残念ながら今朝も真っ白で何も見えなかった。↓

他の方々もダメモトで来ている。↓

試しにちょっと外に出てみた。
雪がフカフカのサラサラで素晴らしい。
が、すごく寒い。フードをかぶらずにはいられない。マイナス15度だったらしい。↓
しかし鼻毛は凍らなかった。
たしか鼻毛が凍るのはマイナス20度を超えるあたりではなかっただろうか。

窓ガラスが凍っている。↓

なかなかうまくピントが合わず思うように撮れなかったが。↓

朝食の時間だ。
ダイニングは昨日の夕食と同じ場所だ。落ち着いた感じで素敵なスペースだった。

昨日、ガイドの山﨑さんが、王ヶ頭ホテルのパンはとても美味しいので朝食の後に是非食べると良いと教えてくれた。とても美味しかった。↓

部屋に戻って着替え。しっかり着込んだ。
昨日の夜に雪が降って木々の白さが増している。↓

8:45にスノーシューガイドツアー2日目に出発。↓

昨日より寒い。

新雪がフカフカ、サラサラで、場所によっては膝くらいまで足が沈むが、その沈む時の感覚がなんとも心地よい。↓

ガイドの山﨑さんの足元にある茶色のものは牛の糞。↓
放牧地として有名な美ヶ原高原には5月から10月の間、約300頭の牛が主に長野県内各地から集まってくるらしい。涼しいので牛も過ごしやすく、足腰を鍛えるのにも役立つようだ。約400ヘクタールある高原の天然の牧草と塩と水のみを食べるので、美ヶ原高原の牛の糞は臭くないのだそうだ(飼料を食べる牛の分は臭いが)。

ガイドツアー参加者の特権で、遊歩道から外れた放牧地の中を歩いていくことが出来る。
雪質が最高である。

フカフカの雪に寝転んで手をバタバタさせて記念撮影。↓

日本海側から来る雪雲が北アルプスにぶつかり、その際に水分が落ちるので、日本海側の雪は湿気があり重いが、長野の雪は軽いパウダースノーになるのだ、とガイドの山﨑さんが説明してくれた。

風が生み出す雪面の模様が美しかった。↓

本日の目的地、美ヶ原高原のシンボル「美しの塔」が見えてきた。↓

美ヶ原は濃霧になることが多く、昔は遭難が多発したため、その対策の一つとして、霧鐘を備えた避難塔として作られたのが「美しの塔」とのことだ。
1954年(昭和29年)の秋に高原の中央部に設置され、1983年(昭和58年)に改築された、とのことである。

約2時間の散策終了。今日の帰りは雪上車が迎えに来てくれた。↓

みんなで雪上車に乗り込んでひと安心。↓

雪上車の運転席はこんな感じだった。↓
運転するには大型特殊免許が必要とのこと。

さすがにゴツゴツして乗りごごちは良いとは言えないが、雪道をバリバリと進んで頼もしい。↓

無事ホテルに戻り、風呂に入ってさっぱりして、ホテルからバスで送ってもらって、美鈴湖の駐車場に戻ってきた。
大寒波襲来で帰り道が心配だったが、やはり東名高速の厚木から東が通行止めになっていることがわかり、ぐるっと大回りして関越経由で帰ったが、幸い渋滞もなくラッキーだった。

しかし、天気には勝てないとはいえ、悪天候で360度の天空のパノラマの絶景を楽しむことが出来ず、残念だった。
とはいえ、初めてのスノーシューを元気で無事に楽しむことが出来て感謝である。

今回、美ヶ原高原には熊がいないとガイドの山﨑さんに教えてもらった。
最近、山に行きたくても熊が心配、という状況で旅の予定も立てにくかったのだが、熊もいないなら安心だし、リベンジするしかない、と4人で話し、夏に美ヶ原高原を再訪することになった。

おわり

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