日本三景•松島② | 松島温泉とその歴史

松島の朝焼け

2023年11月4日

前回は、美しい紅葉ライトアップのところだけ書いたが、今回はそれ以外について。

初めて行ったが、松島はアクセスが良いのが利点。

東北新幹線で東京から仙台までわずか1時間半。
仙台からJR仙石線(センセキ線)で40分弱で松島海岸駅に到着する。

駅に到着したら、まず駅前の専門店で、冷えたビールと松島名物の生牡蠣を堪能。

松島の生牡蠣

右側二つがまさにこの日から提供開始された地元松島の一年もの。

左は三陸産の三年ものなので大きい。

最高だ!

生牡蠣は大好物なので、これで松島に来た目的は半分果たした気分。

今晩のお宿はホテル海風土(うぶど)。
お願いしたら、駅まで荷物を車で取りに来てくれた。
手ぶらで観光に行けたのでとてもありがたかった。

ホテル海風土<公式>日本三景、松島の客室露天風呂や展望風呂が自慢 - 宮城・松島にあるリゾートホテル、松島温泉 海風土。全てのお部屋から、日本三景、松島の島々をご覧いただけます。客室露天風呂や展望風呂で、普段よりちょっぴり特別なひと時を。
宮城・松島にあるリゾートホテル、松島温泉 海風土。全てのお部屋から、日本三景、松島の島々をご覧いただけます。客室露天風呂や展望風呂で、普段よりちょっぴり特別なひと時を。
松島らしい景色

まずは、駅前からタクシーに乗って片道950円。眺めの良い、西行戻しの松公園へ。

まさに松島の景色としてイメージしていた風景だった。

いつまでも日本三景のこの素晴らしい景色を眺められますようにという気持ちになった。

松島の鐘島

続いて遊覧船。一周50分の仁王丸コースにした。

松島には260以上の島があるそうだが、私が見れた中では、この鐘島が一番カッコよかった。

観瀾亭

遊覧船の後は観瀾亭。月見のための御殿だったとのこと。

なお、観瀾(かんらん)とはさざ波を観るという意味だそうだ。

観瀾亭

床の間の張付絵や襖絵は、仙台藩お抱え絵師だった狩野左京の作と考えられており、国の重要文化財とのこと。

ここにあるのは複製画だが美しくずっと見ていたくなる。

観瀾亭

こんな眺めを楽しみながら、みなさん畳の上に座ってお茶とお菓子を楽しんでくつろいでいた。

観瀾亭の紅葉

ここの紅葉もキラキラしてとても綺麗だった。

五大堂に寄った後、福浦島へ。

福浦島

こんな赤い橋を渡っていく。250mあるそうだ。

ツーリスティックな島だと嫌だなと思ったが、素晴らしい自然の島で気持ち良く散歩が出来た。

福浦島からの景色

島の奥のあずまやから見た風景が一番好きだった。

夕陽が差し込んできて美しい。この時期は日が暮れるのが早いな。

夕陽に映える福浦橋

夕陽に映える福浦橋。

松島の夕焼け

美しい眺めだった。

その場にずっと佇んで見ていたかった。

でも、すでに16時近くになってしまったので、温泉♨️を楽しむために、急いでホテルに向かった。
福浦橋から歩いて7-8分。

ホテル海風土

ホテル海風土の入り口。

4階建て、全26室なのでコンパクトで良い感じ。

ホテル海風土

中に入ると東南アジアのどこかのホテルに来たような雰囲気。

温泉という感じとはちょっと違う。

ホテル海風土

ロビーもゆったりしててくつろぐ。

海風土(うぶど)という名前は、インドネシア・バリ島の田園リゾート・ウブドと関係があるようだ。

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チェックインはロビーのカフェにて。

ウエルカムドリンクとして冷え冷えの生ビールが飲めて最高だった。

ホテルに着いたらまずビールでくつろぎたいから、とても嬉しかった。

ホテル海風土の部屋

部屋も広くてゆったり。

ホテル海風土

エレベーターの前もゆったり。

まずは一番上にある展望風呂へ。

画像

温泉の画像はホテルのHPの写真。

まさにこんな感じでしたが写真は実際よりちょっと広く見えるかな。

身体を洗える場所がひとつある。

湯船はゆったりなら3人が適正人数だろうか。5-6人は同時に入れる。

私は夕暮れの風景を楽しみましたが、入れ替え制なので、妻は翌朝の日の出の風景を楽しんで最高だったそうです。

温泉♨️で温まったら夕食の時間。

ホテル海風土の夕食

どのお料理もとても美味しかった。

ホテル海風土の夕食

どのお刺身も最高!

特にイカがねっとりしていて美味しかった。

ホテル海風土の夕食

この料理にはやはり日本酒。

浦霞に惹かれて純米酒飲み比べを堪能。

素晴らしい夕食。 
量も多すぎなくて完璧で大満足。

夕食の後は、いそいそと暖かい服に着替えて、前回書いた紅葉ライトアップに出かけ、ホテルに戻ってからは、温泉♨️でまた温まった。

朝は部屋から日の出が見れるというので、好天を祈って眠りにつきました。
この日は2万歩以上歩いたのでぐっすり。

松島の朝焼け

翌朝は5:30に起床。

日の出は6:05だが、30分くらい前から朝焼けを楽しむ。

刻一刻とオレンジ色の感じが変わっていくのがなんとも美しい。

松島の朝焼け

妻は展望風呂のみはらしの湯に出かけた。

私は部屋の温泉露天風呂で日の出を楽しむ。

ゆったりとしたぜいたくなひと時に感謝。

ホテル海風土の朝食

朝食は美味しくてガツガツと食べてしまって写真を撮るのを忘れてしまった。

この後、焼き魚が3種類から選べて、私は大好物のサバの塩焼きにした。本当に美味しかった。
ご飯も味噌汁もお代わりしてしまったので、お腹パンパン。

再度温泉♨️に入って、いよいよお別れ。

チェックアウトで支払いしてる時に、これが目に入った。

画像

えっ、ホテル海風土って松島初の温泉♨️なんですか?

とレセプションの人に聞くと、
はい、そうです、
このホテルが開業したのはたしか2003年でしたが、その時には温泉はなかったんですよ、
その後、2008年にボーリングして温泉が出て、温泉♨️はそれからなんでまだ15年くらいの歴史なんです、
と説明してくれました。

私はてっきり松島ってもっと大昔からの温泉地なんだと思い込んでいたのでビックリだった。
以下をご参照ください。

松島温泉について – 太古天泉 松島温泉

このホテル海風土の裏手にある敷地から温泉が湧いているとのことで、このホテルが元湯で、上記のリンクに記載あるホテル等には、ここから近いところはパイプで供給、少し離れたところはトラックで温泉を運んでいるんだと教えていただいた。

その後近隣でもボーリングしたら他でも温泉が出たとのことだが、後でネットで調べたらどうも4本あるようだ。

気になってどういう経緯でボーリングすることにしたのかもネットで調べたが、当時、東北地域の地域振興のために、ホテル海風土の経営者の方がボーリングをする決断をされて地中1,500mのところで温泉が出たということらしい。

やはり温泉があるのとないのでは違いは大きいので、温泉が出た時にさぞかし松島は盛り上がったんだろうな、などと調べながら妄想を膨らませて松島の余韻に浸りながら帰路に着いた。

あ〜、
楽しかった松島の旅が終わってしまい。

伊達政宗公の像

最後は仙台で伊達政宗公にご挨拶。

美味しい牛タンもしっかりいただいてから帰った。

今回も元気に楽しい旅が出来て美しい自然に触れることが出来て感謝。

おわり

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