2023年10月7日
岩手は、以前、青森の帰りに平泉に寄ったのが最初で、今回は2回目の旅。
東京から盛岡まで新幹線はやぶさで1時間半。12時少し前に着いて、駅前でレンタカーをピックアップしてスタート。
盛岡駅の天気は良かったので茶臼岳の方に向かったが、高度が上がるに連れて雲が出てきて、そのうち、かなりの雨になったので、これは無理と諦めて、下に降りて、焼走り溶岩流へ。
1700年代初めに岩手山が噴火して流れ出た熔岩がそのまま固まった状態で残されており、真っ黒な熔岩の中に散歩道が作られている。
噴出年度は1719年とされていたが近年は1932年説が有力らしい、ちなみに国指定の特別天然記念物になっている、とのこと。
散歩道はこんな感じ。
熔岩の窪みに水が溜まったのだろう。
真っ黒な岩の中に緑の木がポツンと生えていた。
なんだか盆栽のようだ。
日本は火山国なので熔岩流は別に珍しいものではないが、ここの熔岩流が特別なのは、噴出年代が明らかで、かつ噴出から260年以上経った今でも樹木で覆われることもなく、地形的変化もなく噴出時の全貌を留めていること、なのだそうだ。
なるほど、いまだに樹木で覆われていないというのが特徴なんだな、と。
たしかに富士山のそばにある有名な青木ヶ原樹海は溶岩流の上が原生林になってるなと思って、調べてみたら、青木ヶ原樹海は噴火から1200年経ってるようだ。
ということは、260年前の噴火による焼走り熔岩流はまだまだ若いということだから、1000年後には樹海になってるかもしれない。
なお、焼走りという名前は、真っ赤な熔岩がすごいスピードで流れ落ちるのを見た当時の人々がそう呼んだのが起源のようだ。
さぞかし怖かっただろうな。
岩手山の山頂がくっきり見えていれば最高だったが、頂上付近のガスはどいてくれなかった
次に向かったのは金沢清水。
非常に綺麗な湧き水が見れるらしいのだが、金沢清水とナビに入力しても検索に出てこない。
ナビの地図を頼りに近くまでは来れたようですが、近辺に案内の看板も出て来ないので、辿り着けない。
グルグル回って、残された可能性はここしかない、という道を進んだら、突き当たりにやっと看板を見つけた。
なんと、金沢清水は岩手県内水面水産技術センターの敷地を抜けたところにあった。
これはわかりにくい。
あとで八幡平市観光協会のHPを見たら、そばにこの水産技術センターの名前があって、なんだ、最初からこのセンターをナビに入力すれば良かったのか、という話なのだが、八幡平市の見どころのひとつとして観光協会が紹介している場所なのだから、せめてもう少し遠くから案内看板くらい出してくれても良いのではないか、と。
やっと見つけたので、隣接する駐車場にクルマを停めて歩く。
ちなみに駐車場は、100台くらいのキャパがある。
私が停めた時は2-3台しか停まっていなかった。
歩いて行くとこんな看板が出ていて、
えっ、これが金沢清水???と
一瞬戸惑うが、もちろん違う。
矢印に従ってもっと奥に進む。
さらにこんな小さな看板が出てきて、
少し階段を登ると、
どうやらここのようだ。
小さな展望台のようなところから眺めると、
湧き水がコンコンと湧いているのが見える。
環境保護のために湧き水のそばまでは行けないので、遠くて透明感が写真にうまく映らず残念。
環境庁の名水百選に指定された湧水群で、直径20mの深い湧き口から毎秒0.7tの水が10度前後の水温で湧き出し、清涼で透明度も高い、とのこと。
でも正直、苦労してたどり着いた割には、うーん、という感じだった。
駐車場に戻る途中で、水産技術センターの養魚場らしき池を覗いてみたら、イワナと思われる魚がたくさん泳いでいた。
あとでまた触れるが八幡平のイワナはとても美味しかった。
やはり水が綺麗なんだな。
すでに15:00過ぎなので初日はここまでとして、八幡平ハイツにチェックイン。
早めにホテルに着いてのんびり温泉に入るのが楽しみ。
八幡平ハイツ入り口。
天皇陛下が過去3回お泊まりになったようだ。
フロント近辺はこんな感じで広々。
風情があってゆったりした気分になれる。
部屋に入って、早速冷えたビールを飲んでひと休み。
うまい!最高だ〜
部屋はこんな感じ。障子がカラフル。
少し休んでから温泉へ。
露天風呂から遠くに岩手山が見えます。
撮影は禁止になっているので写真はないが、なんとも気持ち良いお風呂で八幡平温泉を満喫した。
風呂上がりに、部屋のベランダに出て、涼しい風にあたりながら、またまたビールをゴクリ。
こういう幸せな瞬間に感謝。
夕食は肉と魚と野菜のバランスが良くとても美味しかった。
ごちそうさまでした!
お腹一杯になったあとは、部屋でひと休みして、またまた温泉♨️
楽しい八幡平初日だった。
つづく
コメント