2024年12月30日
帝国劇場が老朽化のため2025年2月をもって閉鎖となるらしい。1911年に開業、現在の建物は1966年に完成した二代目とのこと。
劇場を運営する東宝は最後の一年間、帝劇を彩ってきたミュージカルを上演し、その最後を飾るのは、名作レ•ミゼラブルとのこと。
これは絶対に観に行きたい。その願いが叶ってチケットが当たった。
前回、帝劇で「レミゼ」を観たのは2021年の7月だった↓。
あの頃は、まだコロナが完全に空けていなかった。
だからだと思うが、なんと2回もチケットが取れた。
最初は2021年7月3日の昼の部。
ジャン・バルジャンは、あの吉原光夫さん、ジャベール警部は上原理生さんだった↓。
吉原光夫さんと言えば、2020年のNHKの朝ドラに出ていた馬具職人の岩城さんだ↓。
実はスゴイ人であることを後から知った。私の中ではベストのジャン・バルジャンだ。
上記の画像は以下URLより。
次は7月17日の夜の部。
ジャン•バルジャンは福井晶一さん、ジャベール警部は同じ上原理生さんだった↓。
そして今回はクロージング講演である↓。
チケットが取れるか気が気でなかったが、幸運にも取れて最後にここに来ることが出来た。
いよいよ入場だ↓。
今日のジャン・バルジャンは佐藤隆紀さん、ジャベール警部は伊礼彼方さんだ↓。
ジャン・バルジャンはもちろん不動の主役だが、実はジャベール警部もとても好きだ。
今日で現在の帝劇に来るのも最後だ。
前回の帝劇は、今年の7月のムーランルージュだった。
このステンドグラスが好きだったのだが、新しい帝劇でも見れるのだろうか↓。
男子トイレの入り口のイラストも美しくて好きだった↓。
全世界で興行収入記録更新中の“ミュージカルの金字塔” ↓
以下は上記の今回公演の公式HPより。
「原作は、フランス文学の巨匠ヴィクトル・ユゴーが自身の体験を基に、19世紀初頭のフランスの動乱期を舞台に当時の社会情勢や民衆の生活を克明に描いた大河小説である。原作の持つ、「無知と貧困」「愛と信念」「革命と正義」「誇りと尊厳」といったエッセンスを余すことなくミュージカルに注ぎ込んだ本作品は、1985年のロンドン初演を皮切りに、日本では1987年6月に帝国劇場で初演を迎え、以来熱狂的な支持を得ながら、東宝演劇史上最多の3,459回という驚異的な上演回数を積み上げるに至る。全世界での観客総数も1億3,000万人を突破し、“世界の演劇史を代表する作品の一つ”であることは、もはや誰しも疑うことができないでしょう。」
ストーリーが深くて美しい、そして歌も素晴らしい↓。これだけの重厚感のある作品は他にないのではないか。レミゼがNo.1と言われることに異論なしである。
レミゼを最初に観たのは2012年公開の映画だった↓。
ミュージカルのみならず、この映画がまた素晴らしい。
ミュージカルはどうしてもステージまで距離があるので、俳優さんの表情までは、なかなかよく見えないが、映画は表情が良く見れるし、映画ならではのシーンが作れるので迫力がある。
特に映画の最初のシーンは圧巻だ。
ヒュー・ジャックマン演ずるジャン・バルジャン、ラッセル・クロウ演ずる悪役のジャベール警部。二人とも素晴らしい。
そして、この映画で最も秀逸だと思うのはアン・ハサウェイ演ずるフォンテーヌだ。
今回の帝劇クロージング講演に合わせたのか、12/27から映画館で再度この映画を観れるようだ↓。
ミュージカルはチケットがなかなか取れないが、映画なら気軽に観に行ける。
またこの映画を真っ暗な映画館で観たくなってきた。
ずっと楽しみにしていた帝劇クロージング講演が終わってしまった。
退場の時間だ↓。
素晴らしいひと時をありがとうございました↓。
新しい帝劇が出来た暁には↓、またそこにレミゼを観に行こう。
新帝劇の柿落としはレミゼになるのではないか。勝手な想像だが。
一年の終わりにふさわしいひと時だった。感謝。
おわり
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