2024年8月25日
7月のムーラン・ルージュに続いて、またミュージカルを観てきた。
ミュージカル好きな知人のオススメ作品だが、トニー賞をはじめ、世界80以上の演劇賞を席巻、1000万人以上が熱狂した最高傑作!とのこと。
主人公ビリー役は、まだ12歳の少年で、彼が凄くて、一体、この舞台のためにどれだけ練習したんだろう、と感動した。
ストーリーに簡単に触れると以下の通り。↓
公式HPのストーリーからお借りしている。
ここに書いてある通り、ビリー役はクワトロキャスト。
当日のキャストは以下の通りで、ビリー役は、浅田良舞(りょうま)くん。12歳。
公式HPのキャスト欄にある彼自身のコメントには以下の通りの記載がある。
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バレエ教室の先輩が初演と再演のビリー役に選ばれていたので、「次は自分がビリーになりたい」と思って応募しました。
オーディションでは、初めて経験したタップダンスや器械体操も上達できて、とにかく精一杯、自分のやれることを全力でやり抜きました。合格を聞いた時は表情に出せなかったのですが、実は1人になった瞬間、飛んで喜びました。
お客さまが感動し、「自分もビリーのようになりたい!」と感じてもらえるようなビリーにしたいです。特に、僕も感動した「アングリーダンス」で感情を出し切れるように頑張りたいです。
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このミュージカルの日本での初演は2017年、次の再演が2020年で、今回が3回目、その初演と再演に先輩が選ばれていたとのことだが、選ばれるのは大変だ。
これも公式HPに詳しい説明があるが、今回のオーディションは1年前からスタート、応募総数1,375名の中から4名のビリー役が選ばれたとのこと。
まず、書類審査があって、合格した215人の候補者たちは、レッスン形式の長期オーディションに参加。演技力はもちろん、歌唱、バレエ、タップダンス、器械体操など、様々な能力の適正を審査するため、多様なレッスンが行われ、合格者のみが次のレッスンに進むことができるというシステムだった由。
彼の場合は、バレエはもともとやっていて得意だったのだろうと思うが、タップダンスや器械体操のシーンも多く、もちろん歌もあり、初めてのことも含めて、どれだけの時間を使って練習したのだろう。
圧巻だったのは、彼自身がコメントしている「アングリーダンス」の演技。
ビリーの怒りの感情を現したダンスだが、弱冠12歳の少年が演じているとは思えない、凄い迫力だった。
YouTubeでそのさわりが見れるのでご参考までに。↓
生はもっと長かったし、もっと迫力があって凄かったな。
8/25までは夏休み限定でカーテンコールの一部だけは写真を撮ることが出来て、ラッキーだった。それが一番最初の写真。
ただ、残念ながら、ほんとに最後の部分だけで、上手く撮ることはできなかったけど、この写真を見るとあの時の感動した気持ちが蘇ってくる。
12歳のビリーに凄い舞台を見せてもらって、カツを入れてもらった感じだな。
やはりライブアートの力は偉大だ。
おわり
追記 最後に今回の会場について
池袋にある東京建物 Brillia HALLが今回の東京公演の会場だったが、正式名称は、豊島区立芸術文化劇場、という。
豊島区が東池袋の旧豊島公会堂跡地に令和元年(2019年)に設置した公立劇場とのこと、つまり区立の劇場ということ。区立とはすごいな。
「区民に良質な芸術文化を鑑賞する機会を提供し、区民の福祉を増進するとともに、芸術文化が生み出す波及効果で地域のにぎわいを創出すること」を目的とし、豊島区の掲げる国際アート・カルチャー都市の実現に寄与する、とのことで、なんだか豊島区ってカッコイイな、と見直した。
詳細は以下をご参照。
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