ベルサ
2024年9月15日
自分の中では、宝塚と言えばベルサイユのばら、という感じでずっと思っていた。
いつか観てみたいと思っていたのだが、数日前に妻の友人から、チケットが2枚あるけど行かない?という嘘のような話をいただき、思いもかけず夢が叶った。
行けて本当に良かった。大満足だった。
フェルゼン役の雪組トップスター・彩風咲奈(あやかぜ さきな)さんと、オスカル役の雪組次期トップスターの朝美 絢(あさみ じゅん)さんの二人の男役のカッコ良さに完全にノックアウトされた。
宝塚の公演を観るのは2回目だが、初回の2019年は渋谷のヒカリエで、東京の本丸である東京宝塚劇場に来るのは初めてだ。
写真正面の尖った塔のようなものがある建物がそれだ ↓ 日比谷シャンテの横を抜けていく。
入り口付近に来て振り返ると、東京宝塚劇場とあるのが見える ↓
入り口 ↓ やはり予想通り赤い絨毯が見える。
こんな赤い絨毯の階段があるのかなと思っていたが、想像通りの宝塚のイメージである ↓
みんな並んで順番にこの写真を撮っていたので、私も並んで撮ってみたが、おじさんは私だけだ ↓
ベルサイユのばらには、オスカル編とかもあるらしいが本日はフェルゼン編 ↓
私たちの席は2階のほとんど一番奥 ↓
ここでもオペラグラスを使えば顔の表情も見れるし十分に楽しめた。
この席で、休憩挟んで3時間のライブアートをなんと3,500円という非常にリーズナブルな価格で楽しめるというのは素晴らしい。普通は1万円近かったり、良い席なら当然1万円オーバー。この価格設定が宝塚のリピーターを生み、宝塚にサステナブルな繁栄をもたらす仕組みになっているのかな、これくらいの価格でないと普通の人は何度も来れないので、ファン目線でこういう設定になっているのかなと思った。
色が変わって、いよいよ公演開始 ↓
観客は90%が女性。
ここから先、開演後の写真はない。
彩風さんはこのベルばら公演を最後に退団し、朝美さんに雪組トップスターをバトンタッチすることになっているとのことだが、身長173cm、手足が長く、舞台で脚を広げてドーンと立つ姿が堂々としていて美しく、まさに男役トップの風格があり惚れ惚れする。
朝美さんはひと回り小柄だがオペラグラスで見ると目がキリッとしていて凛々しくなんとも魅力的。
もちろん二人ともとても美しいのだが、美しいというより、カッコいい、という表現がピッタリだ。
本当に惚れ惚れするカッコ良さだった。
実は池田理代子さんの原作の漫画は読んだことはないが、私が子供の頃に一世を風靡した漫画の絵は覚えている。
まさにその漫画の主人公がそのまま舞台に飛び出してきたような、こんなカッコイイ人たちが本当にいるんだなという感じだった。
合計3時間、たっぷりと美しく豪華でカッコイイ非日常的な世界を満喫出来た。繰り返しになるが、私たちの席は3,500円。この金額でこれだけの圧倒的な内容のライブアートを楽しめるというのは宝塚以外にないのではないか。
感動した。
問題はチケットがなかなか取れないことだが、今日の公演は三井住友カードの会員向けの貸切公演であることを知り、私もそのクレジットカードは持っているので、家に帰って早速登録した。
7月にミュージカル「ムーラン•ルージュ」を観に行ったが、その時の主人公が元宝塚の望海風斗(のぞみ ふうと)さんだった。調べてみたら、2019年に私が初めて宝塚を観に行った時の主人公の雪組トップスターがこの望海さんだった。
望海さんは、元宝塚の天海祐希さんの大ファンで、それで宝塚を目指したという記事を読んだが、だから名前に海の字が使われているらしい。
ネットで調べると、天海さんは元宝塚の女優No.1と出てくる。私もカッコよくてあのサバサバした感じが好きだが、他にも天海さんに憧れて宝塚に入り、名前に海の字を使っているタカラジェンヌがいるようだ。
ベルサイユのばらは初演が1974年とのことで、今回が50年目。前回公演から10年ぶりとのこと。
まさに古典という位置付けらしく、今回声をかけてくれた宝塚プロの妻の友人によると、古臭いので宝塚に慣れていない私がドン引きするのではないかと心配して下さっていたようだが、私としては、まさにこういう王道の宝塚が観たかったのでドンピシャであった。
宝塚歌劇110周年だそうだ↓
Wikipediaで調べて、宝塚歌劇団というのは阪急電鉄の一部門なのだということを知って、グループの別会社ではなくて一部門というのはすごいなと思った。
いつか本家本丸の宝塚大劇場にも行ってみたいな。
宝塚歌劇団って、やっぱりすごいなと実感した一日だった。
おわり
コメント