約4年前、2019年に国立西洋美術館の開館60周年を記念して開催された松方コレクション展。
モネ、ルノワール、ゴッホ……、流転の傑作、百年の物語
松方正義の三男、川崎造船所社長だった松方幸次郎が、事業で得た莫大な利益を使ってヨーロッパで買い集めたのが松方コレクション。
麻布に美術館を作る計画だったそうで、なんともカッコいい。
その後、第二次大戦中に散逸してしまったコレクションの一部は、フランス政府に留め置かれていたことが終戦後に分かり、返還交渉の結果、このコレクションを収める美術館を作ることが日本への寄贈返還の条件とされた。
結果、1959年にできたのが、この国立西洋美術館なのだと。
そして開館60周年の2019年に、その美術館にコレクションが集合したのが、この松方コレクション展。まさに流転の歴史。
それまでは、無知でそういうことを全く知らなかった。
2019年9月の会期終了ギリギリになって、21時まで開館している金曜に、あわてて定時退社して見に行った時の写真。
ライトアップされているのはロダンの地獄の門。
詳細はこちらをご参照ください。
松方コレクション展
2019年6月18日(火)〜9月23日(月・祝)国立西洋美術館(東京都台東区上野公園内)
そのときのことを思い出しながら、ある小説を読んでいる。
つづく
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