アサヒグループ大山崎山荘美術館 | ずっといたくなる場所

大山崎山荘美術館

2024年5月2日
昨年に引き続きGWは奈良の妻の実家で過ごすことに。

新幹線を京都で降りて、実家に行く前に、まずはJRに乗り山崎で降りて、大山崎山荘美術館へ。

アサヒグループ大山崎山荘美術館
築約100年の名建築「大山崎山荘」、安藤忠雄設計「地中の宝石箱」「夢の箱」で、民藝運動ゆかりの作品や、モネ《睡蓮》等を展示。天王山中腹に位置し、テラスからの絶景、美しい庭園など四季折々に楽しめます。
山崎駅

山崎駅からのバスはあまりないので迷わず歩く。
徒歩15分。

山崎駅から大山崎山荘美術館へ

トンネルを抜けて敷地に入る。

山崎駅から大山崎山荘美術館へ

新緑が綺麗だ。

大山崎山荘美術館入り口

入り口に到着。
なんとも趣がある。

大山崎山荘美術館

前回来たのは8年前の夏だった。
またここに来てこの建物を眺めたいと思っていた。

大山崎山荘美術館本館

本館は内部もクラシックで素晴らしい。
特にいくつかある掛時計が大好きだ。

公式HPにある歴史(以下)を読むと、
今の時代にこの美しい遺産を残してくれたアサヒビールよ、偉い、よくやってくれた、ありがとう、という気分になる。
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アサヒグループ大山崎山荘美術館は、京都府大山崎町、天王山の南麓にあります。約5500坪の庭園のなか、英国風山荘である本館と安藤忠雄設計の「地中の宝石箱」、「夢の箱」、その他の建物から構成されています。

美術館本館である「大山崎山荘」は、もとは関西の実業家・加賀正太郎(1888-1954)の別荘として、大正から昭和にかけ建設されました。
加賀正太郎は、証券業をはじめ多方面で活躍した実業家である一方、大山崎山荘で蘭の栽培を手がけ、植物図譜《蘭花譜》(らんかふ)を刊行するなど、趣味人としても大きな業績を遺しました。加賀は、ニッカウヰスキーの創業にも参画し、晩年には同社の株を深い親交があった朝日麦酒株式会社(現アサヒグループホールディングス株式会社)初代社長・山本爲三郎に託しました。この縁が、現在の美術館へと受け継がれていきます。

ビールとウイスキーという新たな文化をわが国にもたらした二人が紡いだ時代の糸は、やがて桂川、宇治川、木津川、三つの川が合流するこの大山崎の地でひとつになります。
1954年に加賀正太郎が亡くなり、ついで加賀夫人がこの世を去ると、1967年に大山崎山荘は加賀家の手を離れることになりました。
幾度かの転売ののち、建物の老朽化が進んだこともあり、1989年には山荘をとり壊し、大規模マンションを建設する計画が浮上しました。しかし、地元有志の方を中心に保存運動が展開され、京都府や大山崎町から要請を受けたアサヒビール株式会社が、行政と連携をとりながら、山荘を復元し美術館として公開することになります。

アサヒグループ大山崎山荘美術館は、歴史ゆたかな土地に建つ貴重な近代建築と、同時代の先端を行った芸術運動の遺産、そして国際的に活躍する建築家・安藤忠雄が手がけた現代建築の三つを擁して、1996年に開館しました。2004年には、「大山崎山荘」の6つの建物、霽景楼(せいけいろう)[現本館]、彩月庵(さいげつあん)[茶室]、橡ノ木(とちのき)茶屋、栖霞楼(せいかろう)[物見塔]、旧車庫[現レストハウス]、琅玕洞(ろうかんどう)[庭園入口トンネル]が国の有形文化財として登録されました。開館9年を迎えた2005年には来館者が100万人を、2017年には200万人をを越え、特色あるコレクションと建築、豊かな自然をともに楽しむことのできる美術館として、多くの人に親しまれています。
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加賀正太郎は最初はここを別荘として使っていたが、そのうちここに住んでここから仕事に通うようになったとのこと。
ここにいたら、ずっといたい、と思うようになるよな。

大山崎山荘美術館のカフェ

アサヒグループへのお礼の気持ちを込めて、
2階のカフェにてブラックニッカのハイボールで乾杯。

大山崎山荘美術館のカフェからの眺め

このカフェのテラスからの眺めが素晴らしい。

蘭花譜

現在の展覧会はコレ。

蘭という花を特に好きなわけではないのであまり期待していなかったのだが、とても良かった。
館内は撮影禁止なので写真はないが、木版画ってこんなに綺麗なんだと驚きだった。

庭も美しい。

安藤忠雄設計の地中館

安藤忠雄設計の地中館。
「地中の宝石箱」を右横に見ながら。

安藤忠雄設計の山手館

こちらも、安藤忠雄設計の山手館。
「夢の箱」を右横に見ながら。

赤いプロペラのようなモミジの種

赤いプロペラのようなモミジの種がアクセントになっていて美しかった。

玄関と入り口の間にあるシンボルツリー

玄関と入り口の間にあるシンボルツリーは見事な枝ぶりでほれぼれする。

また来るね。

おわり

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